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<総 評>
今年の応募作品は昨年より一編増の五編。いずれも、この二、三年来の低調さを払拭したかのような素晴しい内容のものばかりであった。
文学界での「舟橋文学賞」を設けている彦根市故、書ける人が多いとは思うが、どうして、今まで応募されなかったのかと不思議である。
甲、乙つけがたい作品の中から、選に選を重ね、長年、胸に暖めて来られたであろう戦記物を一位に推した。
小説とは原稿用紙を文字で埋める作業なので、手軽には書けないが、そこに構想を練り、布石を配置し、創作しながら読者を引っ張っていってほしいと思う。
今年はワープロが多かったのも読みやすくて、私たちには有難かった。
来年もまた今年のような優れた作品を期待している。
(和田武子)
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