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■ 第46回 まえがき
彦根市民文芸作品入選集の発行も今回で四十六回目を迎えることとなりました。こうして長きにわたり続けられますのも、毎年多くの方々がご応募していただける熱意と意欲のたまものであり、深く感謝申し上げるところであります。
さて、今回の市民文芸作品の募集には、昨年度を上回り、本市をはじめ近隣市町より、のべ四百六人の方々から、総数千百十二点にのぼる作品が寄せられました。
近年は、文芸に親しむ方々の高齢化と若年層への普及の難しさが言われておりますが、文芸を愛する方が多くおられることを実感した次第であります。
文芸とは、一言でいえば、「ことば」によって表現される芸術です。では、芸術とは何かというと、「作家によって作られた世界」のことです。また、文芸を作るとは、ことばを通じて自分の世界を人に伝えることです。その文芸を読むということは、ことばをとおして、人の世界にふれ、更に自分の世界を深めることになります。
その観点で、作品一つひとつを拝見いたしますと、日々の暮らしの中での細やかな心の動きや、周りの自然や歴史、人とのふれあいの中で感動したことなどを豊かな感性で捉え、人に伝えるために「ことば」を探し、構成を考えられた個性豊な作品ばかりです。
市民の皆様が、この文芸作品入選集をお読みになって、「作家によって作られた世界」にふれていただいて「自分の世界」が広がり、深まることと思います。
なお、あとになりましたが、ご多用の中、多くの優れた作品の中から入賞作品をお選びいただいた選者の方々に厚くお礼申し上げますとともに、作品をお寄せいただきました多くの皆様に心から厚くお礼を申し上げ、発行に寄せる言葉とさせていただきます。
平成二十二年六月
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